GOE|概要/世界設定
Great of Enesgearとは
グレイトオブエネスギアは、ファンタジー世界「エネスギア」を舞台にした、繰り返される惨禍と戦争に立ち向かう神々の物語です。
エネスギアを巡り戦い続ける人々・魔物、そして神々。
彼らの戦いの果てに待ち受けるのは一体!?
エネスギアのテーマは「戦止」「救済」そして「創作する事」です。
また「自由・平等・博愛」、そして「主権」をかけた大いなる大破滅との戦いもテーマとして掲げています。
エネスギアに住む少年達は、破滅蠢くこの世界を救うことはできるのかー!?
グレイトオブエネスギア制作委員会
原案・設定考案は天ヶ瀬詠。
小説の著作として、桐生スケキヨが参加しております。
小説版のエネスギアは「エネスギア」の世界で奮闘する少年少女の青春物語。
エネスギアの意味
Ene's Gear(Energy's Gear=力の歯車の意味の造語)は「力を行使する」「我、我が力を開放せん」との意味を持つ。
主神は、その言葉を世界創世に宿し、その言葉は最も崇高な力を開放する力を持つとされる。
これは、この世界で最も尊ばれる力、その礎である創造の力を呼び覚ます。
その言葉は、魔法の詠唱の一種であり、力を体現させる際に必要となるキーワード”召喚句”と呼ばれる。
世界を回すための歯車、それは生命であり、世界の理をつくる中で最も必要な物である。
エネスギアの世界での単語の意味
単語としてのエネスギアの意味は、「エネス」=創造する事、生命を作り出す事、この世界でいう生命力や魔力を指し示す。
その語源は、万物の有するエテリア(溢れ出でる力)やエテルニテ(恒久的な力)であり、それらを総じて、エネスと呼ぶ。
エネスと同義語の言葉として、レイス(レイア)と呼ばれる生命を指し示す言葉も存在し、
特に、エネスは生命の導き出す超自然的力である魔力を、レイスは身体的な生命力を指し示す。
「ギア」=形作る・顕現させる・装備する・扱うという意味を持つ。
創造召喚などの召喚句として扱われるこの言葉は、力を解放するための言葉として古くから扱われている。
この中には、「顕現せよ」「我、行使する」「術式発動」等の意味が込められ、人々が契約召喚を実行するときに詠唱される。
魔導技術により、構築された物を動かす際もこの召喚句が度々使用される。「駆動せよ」という意味合いを含む。
神代エネスギアの古い言葉で、「扱う」「実行する」「駆動させる」というような意味がある。
エネスギアとは「創造する力を以て顕現させる」という意味を持ち、本来この世界では、創造されたもの全てがエネスギアであるとされる。
Great「Of」Enesgearの「オブ」そして「オーブ」
エネスギアでは魂の事を「オーブ」と呼ぶ。
それは英霊を意味する言葉で、グレイトオブエネスギアは総じて、「偉大なる英霊の創造召喚」とも言われる。
世界に齎す召喚と魔力
エネスギアを形成する召喚と魔法の力。
それらは永久魔力<エテルニテ>と万物が有する力<エテリア>と呼ばれた。
エネスとは
「生命力・魔力」という意の言葉。
神代のエネスギアでは、魔法として行使する力の多くの媒体をエネスと呼ぶ。
下に記述する超自然的力(エテルニテやエテリア)も総じてエネスと呼ばれている。
その力の源は生命であり、虚無から生命を具現する為に使われた力である。
「生命の持つ力」=エネス
生命の力を用いて生命に働きかける=魔法。故に属性があり、自然界に存在している物を扱う。
エネスギアの世界では、魔力を「エネス」生命を「レイス(活用形をレイア)」と呼ぶ。
ギルギレイア人は神代の言葉で「生命への讃辞を送る者」の意味を持つ。
「我々ギルギレイア人は神代の言葉で『生命を尊び讃辞を送る者』という意味。故に生命の裏の力である魔力(エネス)には頼らない力を磨き、鉄を打ち、多くの剣技を編み出したのだ」
このことから、親から生まれるものたちは全部「レイスギア」と呼ばれる。
補足
ゾディアとは、「本能」「欲望」を意味する言葉である。
同じく接尾語になる「アスタス」は「アスタム」の活用形。
忠実なる者という解釈であり、現代の教科書では「邪神ゾディアに忠実なる者」という意味を持つ。
本来は「欲望に忠実なる者」という意味。
魔力・聖力
エネスギアでは「魔力」は世界創世の前の闇の空間の頃から存在したエネルギーを指す。
「魔力」の魔とは闇を指し示し、そのエネルギーは膨大であり、現在の世界を覆う永久魔力<エテルニテ>もまた闇の力の一端であるとされる。
対して万物が有する力<エテリア>は聖なる光の力であり、それは太陽から出でたる熱き光のエネルギーを触媒とし、世界を照らす力である。
エテリアはエネスギアの世界でいう聖なる力「聖力」であり、それは「奇蹟」を呼び起こす神の力の一旦とされる。
魔力が世界の力ならば、聖力は太陽の力であるが、どちらも世界を形成する超自然的な力である。
魔力の一端
世界の創世は、永久の闇か高名なる光か、それは誰にも分らなかった。
しかし、光はエネルギーとして拡散することを考えれば、きっと世界は永遠に続く闇によって作られていたのだろう。
そんな闇の力を畏怖し、人々は自らが内に秘める力を「魔力」と呼んだ。
闇と魔力、光と聖力。
反する属性が生み出す力は、今もエネスギアを形作る。
聖力の一端
聖なる力は光であり、宇宙から降り注ぐ恒久的な太陽の光であった。
聖力は万物が有する光の力である<エテリア>を基盤としてこの世に密接に関わる。
その力は太陽の力とされ、民間信仰である「太陽信仰」によって人々に崇められている。
魔力と対をなす聖力を人は「奇蹟」と呼び、それは神のみぞ知る力とされ、神が偉大だという所以となっている。
ギアとは
「形にする」「顕現させる」や「装備する・扱う」という意味を含む。
創造召喚などの召喚句として扱われるこの言葉は、力を解放するための言葉として古くから扱われている。
この中には、「顕現せよ」「我、行使する」「術式発動」等の意味が込められ、人々が契約召喚を実行するときに詠唱される。
魔導技術により、構築された物を動かす際もこの召喚句が度々使用される。「駆動せよ」という意味合いを含む。
神代の言葉で「扱う」「実行する」「駆動させる」というような意味があり、魔力の扱いに長けた民族を「エネスギア人」=「魔力を扱う者」という意味で呼ぶ。
だからエネスギア”人”というのは、「創造する力を以て顕現させる」”人”という意味になり、
創造召喚によって創られた物が本来「エネスギア」と呼ばれる、という。
創造物。
生命(レイス)から生まれたものではなくて、魔力(エネス)から生まれた物がエネスギア
魔法概要
魔法の力は、人間が使用できない力である。
(人間は持たざる者として世界に名を馳せているが、その暮らしを、創造の力にも近い技工品を作る力で補っている。)
魔法は、元来エネスギア3神種族(ラ・ギ・ゾ族)や魔法種として生まれついた人類(魔法族リフレイアや魔法神官族キリレイジ等)エルフ的立ち位置の種族や魔物が使用できる。
この力は、エネスと呼ばれる力に由来する。
力の源泉
エネスギアの力の源は、自然の力。
緑の大地と言われる、超自然的な媒体により魔法を発現させる。
その媒体は、恒久魔力<エテリア>と呼ばれる力である。
自然が豊かな程魔力は強くなり、自然が廃れている地域程力は失われる。
超自然の力は、詠唱を不要とする簡単な発現が可能である。
自然の力は簡易的で広く知れ渡った力であるが、もうひとつの力の源として、神話の三柱神の魔力がある。
こちらは、強大な力を秘め、この力を行使するものは、自然の力以上の力にて多くの力を発現させることができる。
この媒体は永久魔力<エテルニテ>と呼ばれている。
自然の力とは違い、エネスギアのどの地域でも力は保たれる。
各魔法には詠唱文が必要となり、敷居は高い。発現させることができれば自然の力の何十倍もの力を秘めている。
召喚術の場合は召喚句であるギア(「召喚に応じたまえ!」の意)という言葉が末尾につく。
できることと、できないこと
超自然的力は、自然の理に反することは基本的にはできず、輪廻転生の輪を逸脱することはできない。
生きている者に影響する力は行使できるが、死んだものに対してはその力を行使することはできない。
一度失ったものは容易く取り戻せはしないという、世界共通の認識である。
ただし例外的に、その輪を逸脱することができるのは、生贄を必要とする力であり、邪神はその力を好む。
無条件で世界の理に反するのは、神の力である創造の力であり、その力は命を作ることもできる。
どのように使われているか
魔法は、全ての種族の生活と密接に関係している。
特に代表されるものが医療であり、多くの命を救う根源となる。
(人は魔法を使うことはできない例外的存在である。創造神は自然を破壊する彼らから、その力を奪ったとも言われている。)
魔法でできない事は、蘇生・命を奪う事・瞬間的移動等が代表される。
物質変換等は錬金術含め可能ではあるが、体組織を変換することはほぼ不可能である。
それらが可能なのは、地上でも忌み嫌われる禁忌の魔法の生贄の力である。
召喚について
エネスギアでの召喚は、術者の持つ魔力量や魔法への技量より異なる。
特に、初歩的とされる召喚魔法の、召喚相手との契約が必要な契約召喚ですら、多大な魔力を必要とし、魔力持たぬ者には1対1の契約しかできない。
魔力を多く持つ者で、召喚契約を結べた最大の契約数は、1人の術者に対して100体召喚対象であったとされる。
通常、契約召喚を同時に契約することは3~5体までが限度とされているが、禁断の禁忌魔法を使うことで、より多くの召喚契約ができるとされている。
GOEの始まりの物語
そして世界は創造された。
その空間は光で満たされていたのか、闇に覆われていたのか、今となっては知る者はいない。
そんな、虚構の空間に創造神は一つの暗黒を作り出した。
それは、どこまでも続く暗黒の世界であった。
地平すらも存在しないその暗黒に、創造神は光を齎した。
その光は世界を覆い、暗黒の世界に本当の意味での”世界”を創造した。
三人の新たな神が誕生した。
それから、幾何かの時が流れ、創造神は自らを模した存在である三人の神々<三柱神>名を「レーン」「ルース」「フエル」を創造した。
三柱神は創造神より言葉を賜った、「最も尊ぶべきものは何か?」
その後、3億もの月日を使い三柱神は議論を始める。
その議論の最中、三柱神は創造神の声を聞く者として大地と大空の神官「アース」と「アーク」を生み出した。
彼らの議論で起こった声と、飛び散った汗は大地に風を産み、川を作り、海を作った。
そして大地は草木に覆われ、原始の生物が誕生した。
だがしかし、議論は無駄に終わる。
三柱神は、先の見えない議論に終止符を打つべく、自らの信徒を生み出し、競わせることを決める。
それは三柱神が誕生してから2億年後の事であったとされる。
三人の神は自身の信徒を作り出した。
三柱神が創造した者達は神族と呼ばれた。
古代大陸シュトラリアに住まうラ神族は、「友情と絆」を尊ぶべきものとした。
彼らは、平和と協調を愛する心優しい神族であった。
古代大陸デュアディーナに住まうギ神族は、「修練と自己愛」を尊ぶべきものと主張した。
彼らは、崇高なる理想を持ち、厳しい修練に身を投じる寡黙で勤勉な神族であった。
古代大陸ゾグアに住まうゾ神族は、「欲望と力」こそ尊ぶべきものだと決定した。
彼らは、欲望に忠実な、力を欲する野心的であり粗暴な神族であった。
この三神族は、それぞれを率いる主神と共に、
創造神の作り出したとされる約束の聖地「イシュタル=イソレイア」を巡り争うことになったのである。
果たして、この世界は何を求めているのだろうか?
大いなる創造の始まり。
契約召喚と魔法が紡ぐファンタジー世界
エネスギアの世界は契約と魔法により構成される。
「誰かを守る為に」「誰かを救う為に」「誰かが笑う為に」
世界を救う、その契約こそが新たなる「希望」を紡ぐ。
再び繰り返される戦火に対する為、人々は戦い抗い続ける。
エネスギアで最も普遍的な契約
「力」と「知恵」と「勇気」が「愛」を呼び起こす。
その愛こそが、エネスギアでの契約の根底にある力であり、地母神マールセルフィリアは愛の教えを説いた。
エネスギアに蔓延る破滅を打ち負かす為に、愛ある力が求められる。
そして、それがエネスギアの世界を変えると、光を求めた女神ティリスは祈り行動する。
世界を作る創世の属性達
エネスギアの世界にも世界の概念を普遍的に知る為の考え方がある。
それは、属性と呼ばれ、世界創世の力にもなったという。
エネスギアの属性には、基本属性と禁断属性と呼ばれる属性が存在しており、基本属性は自然や生命から生ずる「レイス」の、禁断属性は神々の力でもある超自然的な「エネス」の礎となっている。
基本属性は全ての生命や万物が持ち合わせるが、禁断属性は一部高位の生命や万物が持ち合わせる。
禁断属性とは、神々が人々に分け与えた唯一の神の力の片鱗である。
また、神々のみが扱えるという、創造と破壊、そして怠慢の属性である創世属性なるものも存在しているという。
「創造」
全ての始まりの属性。無から有を生み出すとされるその属性は、神々の力を象徴する。
「虚構」
ギ神族の主神が扱ったとされる属性。無属性の神の力であり、全てに平等、全てに不変な属性。
「終焉」
創造を破壊する最大最強の属性。創造属性に相対する属性であり、全ての物に終わりを齎す。
禁断属性
「力」「知恵」「命」「星」「紋章」「全」「無」「時」「破滅」
「力」
「知恵」
星の力をベースとした無限のエネルギーを内包した属性。
「命」
「星」
知恵属性が星からのエネルギーであるのに対し、星属性は降り注ぐ星空からのエネルギーである。
「紋章」
全ての混ざり合う複数の力を増幅する、特別な紋様形どった属性。
「全」
「無」
虚構属性から派生した名もなき力の所以。無属性は有属性の力を弾き飛ばす。
「時」
全ての命を繋ぎとめる大いなる時の属性。時を操る者達は世界を制する。
「破滅」
希望の終わり、絶望の始まり。破滅は世界をたやすく滅ぼすが、その力は人々を守ることもできる。
九大基本属性
「火」「水」「風」「地」「雷」「光」「闇」「聖」「魔」
「火」
「水」
「風」
「地」
「雷」
「光」
「闇」
「聖」
「魔」
エネスギアを作る世界
エネスギアの世界を形作る地域
◆ラ神族の領域
「神界ラティラ」
「天界アルシュトゥーリア」
「地上界エルエストリア(エネスギア)」
◆ゾ神族の領域
「冥魔界イグノシア」
◆ギ神族の領域
「幽冥界ユールヘイム」
◆ダ神族の領域
「幽冥魔界ダムド」
◆世界魔力の領域
「妖精界リシュル」
「精霊界エテリーテ」
◆概念世界の領域
「概念世界オブシ―ディア」
エネスギアには上記九つの世界があり、それぞれが関係し影響を与え合っている。
◆神界「ラティア」
(天界・地上界・妖精界・精霊界に行ける)
エネスギアにおける神々であるラ神族の世界。
天界と繋がっている聖白の世界であり、資格を持つものであれば開門(ゲート)を通らずに達する事ができるという。
そこには神々の巨大な都「ラ=フィーティス」と、神界の大聖殿「ラ=ティシュリオン」が存在する。
どこまでも続く雲海も広がる光明の世界である。
◆天界「アルシュトゥーリア」
(神界・地上界・妖精界・精霊界に行ける)
雲海の上の世界。
それは天界と呼ばれ、聖なる者達の都であるとされる。
天界に存在する浮遊大陸「トゥーリア」は大昔から、神の使いである天使と、それに反する悪魔が存在していた。
エネスギアの天界に住まう天使は「アルシュ」と呼ばれ、地上の民の信仰の対象となっている。
また、アテネ大陸の上には天使「ラスウェル」の住まう浮遊大陸の他、悪魔「ハスウェル」の住まう浮遊大陸も存在する。
◆地上界「エルストリア(エネスギア)」
(天界・冥魔界・幽冥界・妖精界・精霊界に行ける)
エネスギアにおける現世であり、全ての命が現存する世界。
古くは三大大陸があり、近世では九大大陸が存在している。
地上界から他の世界へ行く際には、その世界に応じた開門(ゲート)を通らなければいけないことが多い。
但し、天界は地上界と繋がっており、概念として天界の先にある神界も、資格のある者であれば開門(ゲート)を通る必要は無い。
直接の干渉が可能である。
地上界から開門(ゲート)が必ず必要な世界は、冥魔界と幽冥界である。
◆冥魔界「イグノシア」
(地上界・幽冥界に行ける)
ゾディアスタス人(ゾ神族)が住む冥界。
冥魔界と地上界にいるゾディアスタス人の間に交流はほとんど無く、両者は信仰される者と、信仰する者になっている。
特に冥魔界に住むの者は神族であり、神話時代から変わらぬ強大な力を持つ。
地上で魑魅魍魎を召喚する際は、この世界から召喚される。
概念的には地上界の下位の世界とされ、この世界へ到達するには地上に存在する開門(ゲート)である黒門「アダラス」を通らなければならない。
◆幽冥界「ユールヘイム」
(地上界・冥魔界に行ける)
多くのギルギレイア人(ギ神族)の住む異次元の世界。
幽冥界は冥魔界よりも下の階層の空間に位置しているとされ、それはエネスギアの地下の世界とも呼ばれる。
地上からこの世界へやってくるためには、地上に存在する開門(ゲート)である地底門「ユールダイム」を通らなければいけない。
それは地上の最も深い渓谷にあるとされ、地上の民には現存する開門の位置を知る者はいない。
◆幽冥魔界「ダムド」
(地上界に行ける)
霊王ダインが作りだした巨大な大帝国。
新たなる第4極となるダイン人は地上世界の地下に巨大な世界を築いた。
冥魔界でも幽冥界でも無い新たなる世界「ダムド」はエネスギアの騒乱に新たなる火種をくべるのか!?
◆妖精界「リシュル」
(神界・天界・地上界に行ける)
神樹ラシアナの聳える妖精王の世界。
緑豊かな聖白の領域。
地上界に暮らす妖精達の生まれ故郷であり、自然の生命力である<エネス>を生み出すと同時に、溢れ出る力<エテリア>をも生み出す高度な世界でもある。
妖精界から神界へ登用された妖精に、妖精神官リアとティアがおり、彼女達はこの世界の力を使い、大魔法「リア・インシュティレーション」を発現させたという。
◆精霊界「エテリーテ」
(神界・天界・地上界に行ける)
高純度の溢れ出る力<エテリア>を生み出し、その存在を維持している精霊王の支配する世界。
別名「虹の世界」と呼ばれ幻想的な光に包まれた世界である。
この世界には、大九第精霊使王と呼ばれる、超自然を生み出す精霊達がいる。
彼らには大いなる力が宿り、溢れ出る力<エテリア>を高位に昇華させた力を扱うという。
◆概念世界「オブシーディア」
エネスギアで魂の宿る世界の事。
召喚術と魂は密接に関係しており、魂の持つ意志の事を「オーブ」と呼ぶ。
オーブの至る所が、「ギアス」「ネクロ」「エール」の何処になるかで、その魂の扱いは大きく異なるという。
また、概念界は総称で「オブシーディア」と呼ばれており、この世界へ干渉する事は神々でしかなし得ないという。
◆概念世界・召喚界「ギアス」
契約を結んだ召喚獣達が存在する世界であり、様々な召喚獣達はこの世界より召喚開門(ギア・ゲート)から呼び出される。
概念世界「オブシーディア」の一つ。
◆概念世界・冥府「ネクロ」
幽冥界とは別の、彷徨える魂の行き着く世界。
邪神融解召喚で呼び寄せる邪悪なる魂達は、この概念世界から召喚される。
エネスギアの地獄であり、罪を抱きし悪なる者達はここに留まるという。
概念世界「オブシーディア」の一つ。
◆概念世界・天上界「エール」
天界の更に上にあるとされる聖なる魂の行き着く場所。
神々が創造召喚で仮初の体を作り出す時に、その体へ込める魂達が行き着く世界と言われる。
概念世界「オブシーディア」の一つ。
GOEの大陸と世界
エネスギアはその創生の時代、三大大陸から世界を構成していた。
神々の聖地であったイシュタル=イソレイアは、世界の中央に位置していた中央大陸である「シュトラリア大陸」に存在していた。
その後、世界の天変地異により八大大陸へと、世界が別れた際には、聖地は浮遊島である聖島ラ=ダルディアとなり天界に存在することとなった。
古代エネスギア時代(七大守護神の時代)
◇エネスギア新生歴1年より5000年前
【五天女神の時代「エネスギア三大大陸」】
◇シュトラリア大陸
(ラ神族の居住大陸であり、聖地イシュタル=イソレイアがある)
◇デュアギーナ大陸
◇ゾグア大陸
中期エネスギア時代以降(九天女神の時代)
◇エネスギア新生歴1年より3000年前
【九天女神の時代「エネスギア八大大陸」】
◇セルフィリア大陸
(八大大陸の中心に位置する大陸。マールセルフィリア由来の地であり、彼女の名前から大陸名がつけられた。)
エネスギア世界の中央に位置する巨大な大陸。
中央大陸であるセルフィリア大陸には、各大陸にも住まうさまざまな種族が生息している。
マールセルフィリアを信仰する者が最も多く、マールセルフィリアの誕生したと言われる、旧シュトラリア大陸の遺跡「セルフィリア・アムストリア」が存在する。
神話世界を肌で感じられる大陸であると同時に、神話時代から存在するラ・ダルディア(聖地イシュタル・イソレイア)に最も近い大陸でもある。
大きな戦争が頻発しており、最もエネスギア人とゾディアスタス人が主権の為に争っている場所でもある。
◇ミュレイニア大陸
◇アテネ大陸
(浮遊島が美しい魔法大陸)
九天女神であったエアフィースの統治していた世界。
◇グレイスティーネ大陸
(人間が中心となって自治している大陸。)
聖剣の眠る地「ラ=ティエリアル・テスラ」がある中世代を訪仏とさせる世界。
◇エクスティラ大陸
(多くの新緑が存在し多様な生態系を持つ大陸。ギルギレイア人が多く住む。)
◇アルトセシア大陸
(旧ゾグア大陸が中心となっているゾディアスタス人が多く住む大陸)
◇フレインミューティア大陸
◇アルダイト大陸
(鉱物含有率の高い地表を持つ大陸。金属ゴーレムの大陸)
エネスギアの中で金属の産出量が最も多い大陸。
金属量の多い大地は荒れており、自然豊かな土地は限られた範囲でしかない。
磁気嵐もひどいこの土地に住む者達の多くは、金属で体表を覆われた金属ゴーレム族「アルダイン」である。
この土地には多くの古代兵器も眠り、その中の頂点である破滅機巧ロード・ガンナーは破滅獣の一つに数えられる程の強大な災厄である。
◇聖島ラ=ダルディア
(別名、聖地イシュタル=イソレイア。聖地は浮遊島となった)
現代では、この島には破滅の王である「破滅龍デストラクションドラゴン」の封印を解く鍵があると言い伝えられており、その力を得ようと目論むもの達から多く研究されている。
聖島ラ=ダルディア(聖地イシュタル=イソレイア)
神々は多くの犠牲を払い、破滅龍を終わりの火山「アーナモルガ」に封じた。
彼らは、倒しきれなかった破滅龍の封印を解く為の鍵を、神々の聖地であった浮遊島ラ=ダルディア(聖地イシュタル=イソレイア)へと封じることに。
地上の人々の伝承では、聖島ラ=ダルディアには、大いなる革命の時を齎す力が眠る。
エネスギアの夜に訪れる四つの月が交わる時(ラ=ダル「聖なる時」)にあるとされる幻の浮遊島。
その島には、デストラクションドラゴンの封印を解く鍵が隠されており、神々はその聖域に強力な力で封印をかけた。
ラ=ダル・ディアとは、古代エネスギア語で「聖なる時の思い人」という意味である。
四宝月
エネスギアの世界を照らす夜の月。
北の「フィエス(黄金月)」南の「ウェンティーア(翠天月)」西の「ホルム(緋天月)」東の「ハーシュール(蒼天月)」の4色の月から成り立つ。
四宝月が交わる交差点を「ラ=ダル(聖なる時)」と呼び、そこには大いなる力を隠したとされる聖なる浮遊島「ラ=ダルディア(聖地イシュタル=イソレイア)」が存在するという
召喚魔法について
【召喚方法の強さ】
創世召喚>>>創造召喚>>邪神融魔召喚=三位一体召喚>>占星(星詠)召喚>詠唱(聖詠)召喚>紋章(章詠)召喚=生贄召喚>>契約召喚
創世召喚
世界創世の大魔法。
創世召喚は創世神が扱ったとされる概念的召喚術。
この技により大地と大空と大海は創造され、世界が始まったとされる。
創造召喚
無から有を作り出すエネスギアの神々が使う最高位の召喚術。
ラ神族の末裔であるエネスギア人にすら扱えない召喚法。
神にのみ許された召喚術である。
力の源泉は生命の力<エネス>や<レイス(レイア)>でもあり永久魔力<エテルニテ>でもある。
三位一体召喚
魔法三等神が扱ったとされる三女神の力を合わせた合体召喚魔法。
強大な力を生み出すその召喚術は、使用する為に高度な魔術力と魔力を必要とし、使用者にそれ相応の練度を必要とする。
占星(星詠)召喚(人が扱える最後の召喚術)
星の力である永久魔力<エテルニテ>を召喚対象に注ぎ込む、星属性の召喚方法。
紋章召喚の上位召喚法であり、強大な力を有する。
占星召喚の習得は難しく、エネスギアの教会召喚士でもその力を習得できる者は限られた者だけという。
詠唱(聖詠)召喚(神舞ティスラ)
聖なる歌魔法。
旋律のラ=ティスが生み出したその召喚術は、踊りと聖歌を組み合わせた祭事用の魔法であった。
現存する聖詠召喚は占星召喚並みの力強さを併せ持つ。
地上界では、神への信仰が厚い司教や巫女に受け継がれている。
紋章(章詠)召喚
紋章を描き魔力を増幅させる特殊召喚法。
紋章召喚は契約召喚の上位召喚とされ、描く紋章により魔力の増幅量と召喚する対象の強さが異なる。
【紋章召喚の紋章の強さと種類】
◇神王紋章>覇者紋章>精霊紋章>王位紋章>使徒紋章>魔法紋章
「魔法紋章」
最も流通した紋章である魔法紋章は、多くの紋章魔法を使用する場合に扱われる。
その力は契約召喚の上位互換に当たり、召喚される全ての者、事象は紋章力により強化される。
これは、紋章壁画の神である「ルーメル」の生み出した召喚術である。
「使徒紋章」
エネスギアの教会にて研究されていた魔法紋章の一つの形。
整然なる使徒を模した紋様は、描かれる使徒によって聖なる力と闇の力を内包し、魔法紋章の力を飛躍的に上昇させた。
地上界で魔法紋章の次に扱われる紋章召喚である。
「王位紋章」
王族に伝わる強大な力を持つ紋章魔法。
王位の紋章を刻み、紋章にて魔力を増幅することで、強大な魔法の力を引き出すとされる。
王位紋章はその複雑兼美な紋章故に、人間が扱う紋章の中でも刻むのに時間がかかる。
その事から、魔導杖などに予め刻まれている場合がほとんどである。
また、聖魔龍と悪魔龍のシンボルも、王位紋章の一つとして語り継がれている。
「精霊紋章」
その昔、エネスギア人と精霊界の王エーテリアとの契約によって生み出された、自然力を内包する紋章。
溢れ出る力<エテリア>を基礎の力として扱い、召喚する者の力をより一層高めるとされる。
「覇者紋章」
紋章召喚に長けた者に与えられるエキスパート向けの紋章。
王位紋章と同じく覇者紋章もまた、複雑な紋章であり、事前に魔導杖などに彫られている事が普通である。
その紋章は力強き戦士の紋章であると同時に、勇者の物語を表したものであるとも言われる。
「神王紋章」
神の物語を示した最高位の紋章。
この紋章を扱った紋章魔法は、限りない魔力を要求され、それ相応の者でなければ、紋章への魔力供給の際命を危険に晒すとまで言われている。
並みの召喚士が扱う事は非常に危険な召喚紋章と言えるだろう。
契約召喚
エネスギアにおける最も普遍的な召喚術。
術者と召喚される者が、召喚契約を結んだ際に扱える召喚術であり、その契約は基本的に1対1であり別の術者と再契約する場合は、先の契約は失効する。
最も魔力を消費しない召喚術であり、この召喚術では、対象の魔力によっては常時召喚も可能である。
邪神融魔召喚
邪神ゾ=ディアが生み出した禁忌の召喚術。
彷徨える魂を、禁忌である憎悪の具現化魔法により合体させ、新たなる生命体として現世に生み出す呪術。
生贄召喚
血を齎す生贄により、邪悪なる者を召喚するゾ=ディアの召喚術。
生贄召喚で顕現するのは悪魔であり、それはゾ=ディアが使役した第十二階級の悪魔達と言われている。
邪神融魔召喚の下位召喚術とされているが、この召喚術で召喚される魑魅魍魎の力は、契約召喚を凌ぐ。